３月６日から９日まで、兵庫県神戸市・三木市で第15回防災分科委員会が開催された。

同分科委員会は、会員自治体担当者の防災対応力強化及び北東アジア地域の減災を目的として2002年から毎年開催されている、NEARの代表的な分科委員会である。

５か国17自治体が参加した今回は、兵庫県の防災施策説明をはじめ、アジア防災センター（ADRC）、国際復興支援プラットフォーム（IRP）との意見交換や、各会員自治体における防災システムの紹介、「人と防災未来センター」等の防災関連施設の視察が行われ、その充実した内容は参加者から高い評価を受けた。

全哉垣NEAR事務総長は、「兵庫県の実践的な防災マニュアルや行政システムに感動した。他の自治体もこれを参考にして各地域の実情に合わせた運用を行い、効率的な災害対応の一助としてほしい。」と述べた。