NEAR事務局では７月５日、ハム・ボミ南京財経大学国際経済貿易学院客員教授を講師に招き、「環東海（日本海）自治体間交流協力の背景と役割」と題して、職員を対象とした業務能力強化特別講義を実施した。

ハム教授は、中国、日本、モンゴル、ロシア、北朝鮮とCIS諸国における物流の現況と特徴について約90分にわたって説明。物流の側面から見た北東アジア地域における共同協力の必要性に触れ、NEARの重要性について言及した。
また、フランスのTGVや日本の新幹線といった高速鉄道が既に開発されている状況を踏まえれば、今後は鉄道が「主」、道路が「従」となる運送体系（主鉄従道）の時代が到来すると述べた。
併せて、そのような時代に朝鮮半島の統一が実現されれば一日で往来可能な生活圏となり、これに合わせた物流政策の樹立が求められると持論を展開した。