10月12日、第13回NEAR環境分科委員会が富山県富山市で開催され、日本、中国、韓国、モンゴル、ロシアの５か国９会員自治体及び関係団体から約30名が出席した。

富山県はNEARの創立メンバーであり、環境分科委員会のコーディネート自治体として1999年から毎年、2005年からは隔年で同分科委員会を開催しており、今年で13回目を迎えた。 

分科委員会では、次期コーディネート自治体の選出、これまでに実施した環境保全個別プロジェクトの実施結果報告、2018年度に実施する個別プロジェクトの提案が行われるとともに、今後の環境分科委員会の活動計画について会員自治体間の意見調整・協議が行われた。

出席した朴昌洙NEAR事務次長は、「同分科委員会が北東アジア地域の実質的な環境保全能力の向上と地域全体の環境問題の解決に大きく寄与できるよう、NEAR事務局も努力したい」と述べた。

その後は富山県庁を訪問し、山本修・総合政策局長への表敬訪問を行った。山本局長は、「2016年環境フォーラムへの出席に引き続き、事務局からの第13回環境分科委員会の参加に感謝している。今後もNEARと富山県が積極的な相互関係を維持しながら多くの発展に繋がるよう努力したい」と述べた。