林秉鎮北東アジア地域自治体連合(NEAR)事務総長は、3月12日(水)、「2025 NEAR会員自治体ワークショップ」に参加するため済州島を訪れた駐韓ロシア大使と、ロシア・ブリヤート共和国、クラスノヤルスク地方、トムスク州の代表団と会い、相互の関心事について意見を交わした。
先に、林事務総長は、ジノビエフ駐韓ロシア大使が今回の「NEAR会員自治体ワークショップ」に参加したことに感謝の意を表し、これまでジノビエフ大使がブリヤート共和国の議長団体の申請や「NEAR公務員研修プログラム」へのロシア代表の参加支援など、ロシア会員自治体がNEAR活動に積極的に参加するために重要な役割を果たしてきたことを強調した。更に、今後もNEAR活動に消極的なロシア会員自治体がより積極的に参加できるよう、ジノビエフ大使のNEARに対する関心と支持を要請した。
また、林事務総長は、韓国の自治体が北極海航路に関連したロシアとの協力への期待を高めていると述べ、NEAR事務局が所在する浦項市の迎日湾港を北極航路と連携させ、グローバルハブ港として発展させるために努力していることを説明し、ジノビエフ駐韓ロシア大使に関心と支援を要請した。さらに、ロシア会員自治体のNEAR内での活動を説明し、今年のNEARの主要な行事について紹介した。

ジノビエフ駐韓ロシア大使は、ワークショップへの招待に感謝の意を表し、複雑な国際情勢の中で北東アジア自治体間の多地域間交流協力のための唯一のプラットフォームとしてNEARの重要性を強調した。また、今年の「東方経済フォーラム」にはNEAR事務総長の参加を要請した。
その後、ロシア大使と同席したロシア自治体の代表たちの発言が続いた。ブリヤート共和国のジュラエフ副知事は、今回のワークショップにおいてブリヤートの伝統医薬および観光分野を紹介する予定であると述べた。
クラスノヤルスク地方のコロミエツ・ビクトル国際関係および公共発展プログラム局長は、今年7月にクラスノヤルスクで開催される青年政策分科委員会において、さまざまな日程と興味深い文化体験を準備しており、事務局の支援を要請した。
トムスク州のトルカツカヤ国際および地域間関係専門委員は、トムスク州が科学および学術研究分野で強固な基盤を持っているため、NEARのさまざまな分野に関心を持っており、今後も積極的に参加する意向を示した。

因みに、ロシアの会員自治体は今回の「NEAR会員自治体ワークショップ」にブリヤート共和国、クラスノヤルスク、トムスク州の3つの会員自治体が参加し、駐韓ロシア大使が開会式で祝辞を述べた。