11月、湖南省と吉林省は書記及び省長がそれぞれ交代した。湖南省の書記には、前湖南省長の許達哲氏が、省長代理には、前国家電網有限会社会長の毛偉明氏がそれぞれ就任した。また、吉林省の書記には、前吉林省長の景俊海氏が、省長代理には、前農業農村部党組副書記の韓俊氏が就任した。

　湖南省は、2006年にNEAR会員自治体として加入後、許達哲書記が第12代NEAR議長を務めた期間(2016年11月から2018年10月)に革新プラス分科委員会を設置し、NEAR実務委員会、NEAR国際フォーラム及び第12回総会を開催するなど活発な活動を行った。

　また、吉林省は、2014年にNEAR会員自治体として加入後、2017年に国際人材交流分科委員会を設置し、2018年9月には中国・北朝鮮・ロシア3国が国境を接する琿春市で国際人材分科委員会を開催した。

　湖南省と吉林省は、北東アジアの域内における平和経済共同体の構築に先導的な役割を果たしており、NEAR会員自治体間の交流の活性化にも大きく貢献した。

　金玉彩事務総長は、12月2日、就任の祝辞を送り、ポストコロナ時代の新たな国際協力のため、北東アジア地域における協力と発展に向けた継続的な支援を要請した。

※写真(時計回り)： 許達哲　湖南省書記、毛偉明　湖南省長代理、景俊海　吉林省書記、韓俊　吉林省長代理